代表 | 南雲 秀雄 |
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住所 | 〒167-0043 杉並区上荻1-8-9 |
TEL | 03-3398-6829 |
JR荻窪駅北口からすぐ左手の好立地にお店を構える越後屋たばこ店さん、一歩お店に入れば、ずらりと陳列されたたくさんのたばこに目を見張ります。朝晩人通りが絶えることのない駅前で、忙しくお店を切り盛りするご主人にお話を伺ってきました。
創業されたのはいつ頃でしょうか?
ご主人:私の父が昭和23年にこちらで駄菓子屋を始めました。飴やおせんべいなどの量り売りのお菓子屋さんですね。たばこ販売の免許を取ったのは40年くらい前です。その後、10年ほどして、新宿中村屋の和菓子も併売するようになりまして、たばこ専門店になったのは、2年前です。
国産たばこ、外国たばこ、葉巻や喫煙具やパイプ等、品物が豊富ですね。
ご主人:そうですね。9月にリニューアルオープンしてから、たばこの銘柄も増えましたね。お客様もこれだけあると、見てるだけで楽しいって言って下さいます。9月からは息子も一緒に店をやっているのですが、銘柄を覚えるのに苦労しているようです(笑)。
たばこの銘柄はご主人自ら選ばれているのですか?
ご主人:お客様がこういうのを取っておいてって仰るんですよ。そういうのを置いておくと、他のお客様も珍しがって買っていって下さったりしますね。たばこの種類では、お客様の知識を拝借しています(笑)。息子が店に入って手巻きのたばこも置いてみたんですが、お客様同士の情報のやりとりがあるみたいです。「そのたばこ、どこに置いてあるの?」ということで店に来てくれたりするんですよ。
駅前ということで、お客様もたくさんみえますね。
ご主人:そうですね、リニューアル前までは、自動販売機があったんですが、それをなくして、店内のスペースを広げて、狭い中にもたくさん並べられるようにしたんです。売り場面積は全部で3坪なんですけど、なんとか工夫してたくさんのたばこを置けるようにしました。
ご商売をされる上で気をつけていらっしゃることを教えて下さい。
ご主人:お客様にまた来ていただく、一人でも多くの方にリピーターになっていただくには、どうしたらいいかと常に心にとめておくことでしょうか。こちらから話しかけて喜んで下さる方もいるし、話の好きじゃない方もいるし、そういう阿吽の呼吸は経験がものを言うんでしょうね。だから新人の息子は困っています(笑)。
周辺案内
天沼八幡神社
「新編武蔵野風土記」によると、創建は天正年間とされており、天沼の鎮守として長い間、地元の人々に愛されています。境内末社に大鳥神社もあり、毎年11月には酉の市がたちます。
東京都杉並区天沼2-18-5
JR総武線「荻窪」北口下車 徒歩5分
大田黒公園
音楽評論家の大田黒元雄氏の屋敷跡に造られた回遊式日本庭園です。うっそうと繁る樹木や大きな池があるため、ヒヨドリ、オナガ、キジバト、メジロ、シジュウカラ、ムクドリなどの野鳥も飛来します。
東京都杉並区荻窪3-33-12
JR総武線「荻窪」南口下車 徒歩7分
編集後記
取材中にもひっきりなしにお客様がいらっしゃって、お店は絶えず賑やかでした。9月にリニューアルオープンしたばかりのお店は、明るい雰囲気とたくさんの珍しいたばこに囲まれ、興味のある方は眺めているだけでも楽しそうです。隙間なくたくさん並んでいても、見やすい商品の並べ方に、ご主人の工夫とお客様への心配りが感じられました。