代表 | 小美野 豊伸 |
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住所 | 〒177-0044 練馬区上石神井4-1-14 |
TEL | 03-3920-0909 |
西武新宿線・上石神井駅北口にバスロータリーがあります。その隣に位置するのが小美野屋商店さん。まさに駅前の好立地に立つたばこ屋さんです。西武新宿線内で、駅前に灰皿を設置している場所は少ないため、愛煙家で上石神井駅を利用している方は、こちらか西武新宿駅前の喫煙場所を利用しているようです。今日はこちらのご主人にお話を伺ってきました。
お店の創業はいつ頃でしょうか?
ご主人:昭和28年に父が食料品の店を開きました。その後、近所にあったたばこ屋さんがやめたので、たばこの免許をいただいて売るという形になりました。たばこを販売し始めたのは、35年くらい前でしょうか。
今のような、たばこ専門店にしたのはいつ頃ですか?
ご主人:昔はスーパーとかはなかったのですが、だんだん周りにスーパーができ始めて、店の売り上げも下がってきたので、食料品はやめて、店を建て替えるときに、たばこ一本でいくことにしたんです。それが2000年です。
駅前ですから、お店の灰皿で一服している方が途切れませんね。
ご主人:いや、まあ吸っていく方は多いですけどね(笑)。このへんは灰皿がないので、皆さんここで吸っていくんですよ。わざわざ南口のほうから踏切渡ってこられる方もいますよ。この商店街のテナントでも禁煙になっているところは多いので、うちに来て吸っていかれるんですね。
最近は喫茶店等も禁煙のところが増えているので、灰皿があるこちらのようなお店は貴重ですよね。
ご主人:隣がバス停なので、バスの待ち時間にここで吸って行ったりと、買って行ってくださる方と半々くらいでしょうか。営業時間は朝10時から夜9時までで、日曜日が休みです。駅に灰皿がないので、お客様には不便でしょうから、シャッターを閉めたあとも、一台だけ灰皿を出しておくことにしてますが、月曜の朝には灰皿がすごいことになっています(笑)。
灰皿の掃除も大変ですよね。お客様は地元の方がやはり多いでしょうか?
ご主人:そうですね。商店街を抜けると住宅地なので、地元の方と、商店街のテナントで働いている方ですね。昼間はテナントの方が12時の休憩のあとに一服していきますし、夜は6時~8時くらいの間が、会社帰りの方が買って行ってくださるのでお客様の多い時間帯です。
時々、お客様に「夜10時までやってよ」と言われますが、とても体がもたないので自動販売機で買っていただくしかないですね(笑)。自動販売機を面倒だと思われるお客様も多いですけどね。手売りがあるから何とかやっていけるという面があります。
周辺案内
上石神井憩いの森
駅からほど近い場所にある、竹林が見事な森。「練馬区の素敵な風景100選」にも選ばれている。竹林のほか、銀杏、樫、シュロなどの樹木も豊かに形成されている。住宅街のなかにある、心落ち着く憩いの場
練馬区上石神井4-13
西武新宿線「上石神井」下車徒歩7分
法融寺
真宗大谷派のお寺。1645年、江戸本町に創建されたが、1657年の振袖火事で全焼し、東本願寺境内に移転した。その後関東大震災で再度全焼し、この土地に移転した。
練馬区関町東1-4-16
東京メトロ千代田線「北綾瀬」下車徒歩1分
編集後記
駅前のたばこ屋さんですから、取材中もお店の灰皿を利用している方が途切れることはなく、その掃除が大変だということは想像に難くなかったです。それでも、周辺に灰皿を置いてある場所がないため、毎日ご主人は灰皿を出し、掃除をしています。それは、喫煙できる場所がなくて困っているお客様のため、気持ちよく利用していって欲しいというご主人の気持ちの他ありません。上石神井駅前のたばこ屋さん。扱う銘柄も豊富ですので、ぜひお立ち寄りください。