たばこ屋さん大好きキャンペーン 結果発表 たくさんのエピソードやご意見ありがとうございました!

2022年9月から11月にかけて実施いたしました「たばこ屋さん大好き!キャンペーン2022その3」において、250件を超えるご応募をいただきました。誠にありがとうございます。今回は皆様からいただきましたエピソード第二弾をご紹介します。

エピソード1:

私とたばこ屋さんとのちょっとしたエピソードをご紹介します。先日、仕事から帰っていた時のことです。最寄りの駅から私の自宅までは徒歩で15分程度なのですが、途中でゲリラ豪雨に襲われてしまいました。ちょうど近くにたばこ屋さんがあったことを思い出し、そこで雨宿りをさせてもらいました。

元々喫煙の習慣がなく自動販売機でカフェラテを購入し、雨が止むまで店主の方とお話しさせてもらいましたが、べらんめえ口調で語られる店主の武勇伝は面白く、その後も時々お邪魔させてもらっています。

街のたばこ屋さんは喫煙者のみならずたばこを吸っていない我々にとっても魅力に溢れています。ささやかながら、今後も応援させていただきます。
(東京都・男性・20代)

エピソード2:

わたしはタバコを吸ったことがありませんがいまお付き合いしている恋人がまだ友達だったときに大学の近くのタバコ屋さんに一緒にいきました。その時にタバコ屋のおばちゃんが「あんたは吸わないのかい?」と聞かれて吸わないんですよ~と答えたら「そうかいそうかい、これでもあげるよ」と飴をくれました。それが嬉しくて良い思い出です。

そんな恋人と今年結婚します。恋人はタバコを吸っていてタバコ屋さんをみつけるとコンビニではなくタバコ屋さんで買います。ずっとずっと傍にいる存在でありますように。がんばってください!
(東京都・女性・20代)

エピソード3:

子供の頃に母と一緒に父の日には、たばこが好きなお父さんのためにロングピース1個を購入してプレゼントしていたことを思い出します。当時のロングピースは300円くらいだったし、小さかった私のおこづかいでも購入できる金額だったので…。父の日当日にプレゼントしたら、たった300円の金額のプレゼントでも喜んでくれたのが私はとても嬉しかったのを覚えています。

そんな父は昨年に亡くなってしまいましたが、仏壇のところには父の好きだったロングピースが置かれています。天国でもきっと吸っているんだろうなぁ…。
(大分県・女性・20代)

エピソード4:

祖母がたばこ屋さんでした。5歳の頃の私は、よく店内の真ん中にある椅子に腰掛け、祖母と母が働く姿を眺めていました。常連さんと会話し、戸棚からたばこを取り出し小窓から渡す一連の動きはとても手際良く、たばこの箱の絵柄の美しさも相まってまるで魔法を売っている魔法屋さんのように見えました。

聡明で数字に強く、カラッとした性格で人から好かれる祖母は私の憧れでした。先日、電車の中からたばこ屋さんを見かけて、久しぶりに30年前の記憶を思い出し嬉しい気持ちになりました。そして勝手ながら心の中でエールを送らせていただきました。
(神奈川県・女性・30代)

エピソード5:

上京して初めて住んだ街で出会ったたばこ屋さん。いつもお気に入りの銘柄を切らさずストックしてくれている。 ある日私の好きな銘柄は廃止が決まり、慣れるために少しタールを下げた違う色の箱を手に取った。少し違和感を感じつつも小さなレジにたばこを置く。 「お嬢ちゃんのタバコ。取れるうちは取っとくから。」 通い始めて一年。初めて、たばこ屋さんが話しかけてくれた。いつもは無愛想な表情のたばこ屋さんがニコッと笑っている。

それからは買いに行く度に天気の話やたわいの無いことを話すようになった。 上京してまだ心細い気持ちが残っていた私にとって、ほっと気持ちを温めてくれる人になりました。 いつまでも元気でお過ごしください!
(神奈川県・女性・20代)

エピソード6:

郊外にマンションの購入に踏み切る際に、現地を下見に行きました。公園や学区など、息子たちが育つ環境を意識して回ったところ、通学路にたばこ屋さんがありました。向かいにある公園で遊ぶ子どもたちが寄ってたかって駄菓子を買っている姿と、優しそうな店主らしいおばちゃんがのんびりと釣銭を用意する姿などを見て、なんとなく安心した気持ちになりました。

今ではヘビーユーザーで、小さいころにお小遣いで買うには少々値の張るお菓子なんかを、息子たちに隠れて大人買いするのが、背徳感のある楽しみです。これからも長く続いて欲しいなと思います。
(東京都・男性・30代)

エピソード7:

昔住んでた西日暮里。歩いてすぐのところに、昔ながらの佇まいのたばこ屋兼文房具屋があった。そこ、小学校の向かいで、ガキンチョが毎日毎日うじゃうじゃしてた。店の前の道路、駄菓子のゴミやら吸い殻やらとっ散らかってて。

でも朝通ると、本当にキレイに掃除されてた。そう、たばこ屋のおばちゃんが、毎朝黙って掃除していたのよね。良い行いは黙ってするもんだと、ほうきとチリトリを動かす、おばちゃんの丸まった背中を見て学んだのでした。おばちゃん、元気かなぁ。
(山梨県・女性・50代)

エピソード8:

子供の頃、毎朝「おはよう!」と声をかけてくれるたばこ屋さんのおばちゃんがいました。学校に行くのが毎日本当に億劫で…でもおばちゃんの声を聞くと元気が出て「今日も頑張るか!」と言う気持ちになり、いつも元気をもらえていた自分がいました。今はもう残念ながら閉店してしまっていますが…きっと私みたいに元気をもらえていた人がたくさんいたと思います。

いくら時代が変わってしまっても…そういう温かいお店はいつまでもそこにあり続けてほしいなぁと思います。今あるたばこ屋さんのみなさんにも私みたいに支えられている人達がたくさんいると思います。大変だとは思いますが…これからもみんなに元気を届けてくださると嬉しいです。
(神奈川県・女性・30代)

エピソード9:

こばた屋さん、こばた屋さん。小さい頃、私たち兄弟の間でそう呼んでいるお店が町にあった。お店の外には大きな看板が掲げてあって、左から「こばた」と書いてあった。 古いお店の看板だから、本当は右から読むのが正しくて、たばこ屋さんだったのだけれど、私たち2人はふざけて左から読んで「こばた屋さん」と呼んでいた。

今はその町から引っ越して、大人になった。そのお店はどうなっただろうか、とふと懐かしく思い出すことがある。けれど、実際に見に行ったことはない。懐かしい思い出のままのたばこ屋さんであって欲しいから。
(長野県・女性・20代)

エピソード10:

たばこ屋のおばちゃんが訪ねてきたのは、父の葬儀の朝だった。 「一緒に入れてやって」 手渡されたのは、父が吸っていたものと異なる銘柄だった。 40年近く常連客だった父のたばこを間違うはずがない。

私が戸惑っていると、おばちゃんがこんなことを言った。 「昔はこいつを吸ってたのさ。娘のあんたが初めてうちの店におつかいにきた時、間違った銘柄を買っていったんだよ。私は何度もこっちじゃないかい?って聞き直したのに、頑固なおチビさんでね」 そしてたばこの箱をトンと指で叩いた。

「銘柄変えるくらい嬉しかったんだろうよ。でも最後くらいこっち吸わせてやりな」 おばちゃん、父との素敵な思い出を増やしてくれてありがとう。
(埼玉県・女性・30代)

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