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酒やバクチを全く受けつけない無趣味の父は三度の飯よりタバコを愛飲していました。朝目覚めるとまずタバコを一服友人が来て座布団に座ると一服家の3中ではタバコと大きな瀬戸物の灰皿がいつもお供でした。外では朱色のパッケージに光と書かれたタバコを野良仕事の合間に楽しんでいました。遠くを眺めながらもの静かに実にうまそうに煙をくゆらせる父の横顔は最高でした。成人した私ももちろん父を見習って愛煙家です。そして近頃気づきました。父はくわえタバコや歩きながらタバコやポイ捨てタバコ等一切しない立派な愛煙家だったのです。カタカナ程度しか書けない程の無学無教養な父ですがタバコに関してのマナーは昔から超一流人だったのです。
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